あらすじなだぎ武が、初の自伝小説で衝撃の過去を告白。壮絶なイジメに遭った経験、その後引きこもり状態になり、食を絶ち極限状態にまで陥る過程などを克明に描く。内容は重いが、抑えた文体で笑いを織り交ぜながら描かれ、飄然とした大きな視点に救いがある。また後半では一転、光へ向かっていくドラマのようなストーリーが爽快。竹中直人も「どん底に自らを突き落とし、それでも這い上がるなだぎ武の魂の雄叫びが俺の五臓六腑に突き刺さる!!」と推薦文を寄せる、青春小説の傑作。