あらすじ宮沢賢治による短編小説であり、賢治作品の中では数少ない生前の発表作。兄弟三人の医者がおり、それぞれ人、動物、植物を治す医者であった。兄弟三人の住む国に、北守将軍ソンバーユが率いる9万の軍勢を率いて30年におよぶ長い戦いを終え凱旋して帰ってきた。しかし将軍は自分の体が馬から離れないことに気づく。まわりの兵隊たちも同じで長い戦いの中で馬と体が一体化し、体から草が生えてきているのだった。困り果てた将軍は三兄弟の医者のもとに向かうのだった。