あらすじ宮沢賢治が農学校の教師だった頃、イギリス海岸と名づけた北上川に生徒を連れて水遊びに行っていた思い出が描かれている。川泳ぎする者を助ける救助係の男が暇そうにしているのを見て、馬鹿そうなその姿が滑稽に感じた。だが男と話をするうちに、男の安全に対する配慮を知ることになり、自分の浅はかな考えを恥じるのだった。