あらすじ絹のような金の髪に青い目。絶世の美姫と言われるマリアテーゼは、カレドニア王国の二番目の王女。しかし、残念ながら恋愛には興味がなく、むしろ女が男に養ってもらうためにする“結婚”というものを忌み嫌っていた。そこに現れたのが隣国の王子・テオドルス。女好きの遊び人で、実はマリアテーゼの父から、「恋愛の楽しさを娘に教えて欲しい」と頼まれている。自信満々のテオドルスは、そんな姫などたやすく落とせると軽く引き受けるが、マリアテーゼはなかなか手強かった。そこで、意地になったテオドルスは――。こじらせ姫と軟派王子の恋の攻防は、どちらに勝利が!?