あらすじもうすぐ八月の声をきこうというある日、私のもとに、作家仲間のFから長文の手紙が送られてきた。性格的に問題があり、いつしか仲間内からも距離をおかれ、郷里に帰ったと風の噂に聞いたFからの手紙。そこにはアルコール依存症だったFが手に入れた「魔法のお茶」によって、酒を断つにいたった話、そしてそのお茶を飲むようになってFの目の前に現れた「あいつ」の話が…。