プロレス、鮎釣り、そして棋士。それらの王道を歩めなかった男たちはどのような顔をして道を歩くのか。さまざまな感情を押し隠した男たちの横顔を描く短編小説アンソロジー。【目次】真剣勝負・シュート(『仕事師たちの哀歌』より)暗烏(『鮎師』より)拳屋・ナックルビジネス(『仕事師たちの哀歌』より)銀狼(『風果つる街』より)夕映(『鮎師』より)私怨(『餓狼伝I』第二章より)浮熊(『風果つる街』より)解説 大倉貴之初出データ【著者プロフィール】1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員