あらすじT県U湖に近い山奥の森の中にひっそりと建っている《雷鳴城》。名探偵・増加博士と助手の加々美光一、博士のライバル・目減卿等々…複数の男女が、ピラミッドに関する謎を解いたと豪語する男の話を聞くため、今宵《雷鳴城》に集っていた。だが、その夜、城の隣にそびえる《首吊りの塔》で、伝説をなぞるような密室殺人事件が発生する。果たして、博士たちは密室の謎を解くことができるのか? 作品の登場人物たちが、自分が推理小説の中のキャラクターであることを知っているという設定のメタミステリー。