あらすじ企業戦士として第一線で働く日々から突然解放され、閑職に追いやられてしまったムナカタ氏。休日にはすることもなく(かといって家にも居場所がなく)、街を歩くことが彼の楽しみとなった。そこで出会う小さな謎を解決するために――。昨日まで土しかなかった花壇いっぱいに並ぶ、桔梗の花。この家の住人はまったく覚えがないという。それを聞いたムナカタ氏は…。“休日探偵”ムナカタ氏のひそやかな活躍を描く、短編ミステリー。