あらすじ図書館で司書として働く高嶋和海は、一人の来館者が気になっていた。すらりとした長身に、知的な眼鏡、いつも閉館間際にやってきて、同じ書架の前に佇む男性、森元拓司。恋とも言えない淡いトキメキを感じていた彼と、ふとしたことがきっかけで話をするようになる。しかしその夜、和海はひったくりに遭遇。以来、彼女の周りでは不可思議な出来事が続き…。『撞着する積木』『うつしゆめ』で、多くの読者を魅了した美しい文章で綴られる、ミステリータッチの恋愛ストーリー!