あらすじ三十七歳という若さで大学教授となった端仲朔哉は、十六歳も年下の教え子・藤堂奎悟に許されぬ恋心を抱いていた。しかし自身の短慮から、卒業まであとわずかという奎悟と築いていた穏やかな師弟関係を傷つけてしまう。自棄になった朔哉は、彼の面影を求めて出張ホストを頼む。だが、そこに現れたのは、なんと当の奎悟であった。あまりの驚きに、大金を渡して解決しようとした朔哉の態度が、しかし奎悟の逆鱗に触れてしまい……