あらすじ「余命宣告を受けた時、あなたは最後に何をしたいですか?」“患者が喜ぶことをしてあげたい”余命わずかの患者に寄り添う城北病院、医師と看護師たちの物語。相次ぐ病床の閉鎖、患者の難民化、激務に疲れ果てる医師……。行き場のない患者が公園に置き去りにされる時代に、終末期患者の「最後の願い」を叶えようというのが金沢市の城北病院です。この病院は差額ベッド代を取らず、生活困窮者には無料で診療し、何よりも終末期患者の“最後”を重要視しています。余命を告げられた6人の患者と病院スタッフのやり取りを通じて、末期医療の在り方をあらためて考える一冊です。※この作品は2009年10月に小社から刊行された新書『笑って死ねる病院』に加筆・修正を加えたものです。