あらすじ内容紹介文久二年の話。芝神明宮近くに住んでいた老女おまきは15、6匹の猫を飼っているほどの猫好きで、近所の人たちからは「猫婆」と嫌われていた。迷惑した隣人たちは家主と話し、猫を捨てに行ったものの、すぐに戻ってくる有様で手の打ちようがない。結局、海に投げ込むという方法で落ち着いたが、その七日後「猫婆」おまきが頓死する。病気?殺し?それとも猫の祟り? 半七が捜査に乗り出す。【目次】猫騒動