あらすじ坂下あたるは、紙上に至上の詩情を書き込める天才高校生。一方、彼に感化されて詩作を始めた佐藤毅は、まったくといっていいほど評価されずに鳴かず飛ばずで、あたるの才能に、密かに嫉妬していた。そんなある日、あたるの文章がネット上で盗作・改ざんされる事件が起こる。2人で「犯人」を突き止めると、それはなんとあたるの作風を模倣したAIだった。本家の面白さを凌駕する模倣作に、あたるはとうとう書くことを止めてしまう……。果たして、毅は親友の危機を救えるのか? 17歳のすべてを「文学」に捧げる青春エンタメ小説。