人類究極の目標である「幸福」。
誰もが知っているこの概念を、誰もが誤解している。
お金持ち=幸せ? 孤独は不幸? ネガティブ思考は厳禁?
すべて間違いだ。
それを科学的に証明するのが、「幸福学」という学問。統計学や心理学、脳神経科学など、
文理を問わずさまざまな知見を動員し、「幸福な人」の条件を多角的に研究している。
本書では、そうして導き出された「幸福の条件」を、対話形式で凝縮。
幸福学の第一人者・前野隆司氏に対し、1人の青年が、「怒られ覚悟」でさまざまな疑問をぶつけていくうちに、
幸福にまつわる誤解が溶け、明日からすぐ実践可能なメソッドの数々も身についていく仕組みだ。
「自己啓発書を何冊読んでも変われなかったのに、本書で変われる根拠は?」、
「モテなくても幸福、というのは無理があるのでは?」、
「恵まれない人に比べたらじゅうぶん幸せだろ、と言われたらそれで終わりでは?」、
「さすがに幸福学のメソッドで年収アップまでは無理でしょ?」。
青年の面倒くさい問いの数々に、幸福学はいかに答えを出すのか?