あらすじ企業が事業目標の達成を目指す場合、適切な指標を定め、データを用いて現状を追跡し、進捗状況を管理することが通常だ。だが、ダイバーシティ関連の取り組みに目を向けると、この手法を採用していない企業があまりに多い。組織のダイバーシティを真剣に推進したいのならば、その重要性を声高に訴えるだけでなく、データ主導のアプローチを実践することが不可欠だ。ただし、人種やジェンダーなどダイバーシティに関するデータを収集・活用する場合、法的リスクを伴う可能性も無視できない。本書では、このようなリスクを最小化しながら、自社に客観的な指標を導入し、目標達成に向けて着実に前進する方法を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。