昭和17年8月、日本海軍は、ガダルカナル島の奪還に成功したが、日本にとって戦局を有利にするどころか、戦線を維持するため、多くの機材と人材を投入しなければならなかった。
厳しい状況であるにも関わらず、日本海軍は次なる敵地、エスプリッツ・サント島へ奇襲攻撃をしかける。しかし、米航空機隊の猛攻を受け敗北、甚大な被害を受けてしまう。
一気に反撃に出る米機動艦隊は最前線を攻撃し、日本海軍を追い詰めていく。
そんな中、秘かに開発が進められていた六発巨大機が姿を現す。
新兵器を搭載した超弩級「空中戦艦」は、米海軍に起死回生の一撃を与えられるのか!?
本書は2004年8月・11月に経済界より刊行された『銀翼艦隊(2)(3)』を再編集し、改訂・改題したものです。