オンライン診療やAI化、往診の増加など、コロナ・ショックにより医療業界が変わろうとしています。そこで求められるのが、新しくチャレンジするリーダーシップを持った人材だと著者の小暮氏は語ります。しかし、医療業界は縦型の組織が多く、自発性を持ったリーダーが生まれにくいという問題がありました。小暮氏は離職率が増加した失敗などを経て、組織変革、人材育成に取り組み、来院者数300%アップ、医院数も順調に拡大させてきました。人材育成のポイントは、「一人ひとりのスタッフとの信頼」「リーダー自身の考え方」だと話します。今回は著者がたどり着いた人材教育の考え方、実際の部下との接し方などをまとめました。コーチングの手法などもなるべく、現場に即した形でわかりやすく伝えています。クリニック経営に携わる人、これから独立を考えているドクター含め、必読の一冊です。