あらすじ幼い頃に引き取られローウェル家でメイドとして働くサラは近々行われるパーティーの準備に追われていた。そのパーティーとは公にはされていないがローウェル家当主兄弟の花嫁選びの場だという。当主のヘンリーは24歳だし、次男のエドワーはサラより3歳上の21歳だ。もう結婚してもおかしくない年頃——。「雛鳥」。そう呼んでエドワードは幼い頃からサラを可愛がってくれている。陽気なエドワードに比べ、真面目な性格のヘンリー。サラにとって2人は主人だ。しかし、エドワードとヘンリー、それぞれにサラへの想いがあって——。