「千三つ」と呼ばれるほど、新規事業を当てるのは難しいと言われています。これまで、新規事業は成功を収めた企業や経営者による「戦略論」によって語られてきました。しかし、戦略が良くてもコケるのが現実。では一体、何が真の問題なのか…?本書では、その答えを探るべく、暗中模索の新規事業を統計データと質的データを用いて解剖し、新規事業をめぐる現場と組織を科学的に分析しました。その結果見えてきたのは、新規事業部に配属された人々の孤独な茨の道。「新規事業を成功させるのは斬新なアイデアではなく巻き込み力」「新規事業の敵は『社内』にあり」「出島モデル、ゼロイチ信奉の罠」など、定説を覆すような、“人”をとりまく現実が明らかとなりました。本書は、新規事業の担当者、現場マネジャー、経営幹部を成功に導く最先端の「見取り図」です。[目次]・はじめに・「事業を創る人と組織に関する実態調査」の概要・序章 事業創造の実態を探る・第1章 新規事業は「人」で決まる・第2章 データで見る、創る人の実像・第3章 創る人を発掘し、任せる・第4章 創る人を支える・第5章 創る人と事業を育てる組織・第6章 Interview 事業を創る先進企業の最前線・おわりに