日本と世界のファミリービジネスから学ぶ3代・100年続く会社になる「仕組み」のつくり方オーナー経営者にとって、「売上・利益アップ」「資金繰り」よりも必要なことがあります。同族経営(ファミリービジネス)にとって重要なことは、家族や社員との円滑なコミュニケーションです。そのような問題を乗り越え、家族、社員、地域社会を上手くマネジメントしていくための知識を知っておく必要があります。ファミリービジネスは、日本の会社の90%を占めているといわれていますが、規模が小さく改革が遅れ非常に厳しい経営を強いられているケースが多くあります。数多くの問題や事例に接してきたファミリービジネスコンサルタントの筆者が、海外の事例も紹介しながら、オーナー経営者の悩みに答え、自信を持って経営をしていくための知恵を提供します。目次(抜粋) 第1章 戦後生まれの同族企業が危ない仕事と家庭の距離が広がった 老舗企業大国の背景にある「イエ」制度 欧米のファミリービジネス研究ファミリービジネスの経営とは第2章 ファミリー企業の競争力の源泉ファミリービジネスの独特の構造 ファミリーは競争力の源泉 ファミリーの力学ファミリービジネスの構造的な課題第3章 ファミリーの幸福とビジネスの発展の両立ファミリーガバナンス 話し合いの目的 文章化することの重要性 ミーティングの場づくりの進め方ファミリーミーティングを進める上での注意点 ファミリーガバナンスに効果があるのか ビジネスガバナンスファミリーとビジネスのバランス第4章 事業承継でファミリーの強味を次世代につなぐ事業承継の計画を立てる 現社長の準備 後継者の準備 ビジネスの準備 ファミリーの準備 オーナーシップの準備 オヤジ対ムスコの対決第5章 ファミリービジネスアドバイザーの選び方