学生の就活は空前の売り手市場といわれています。そして、未来の人口動態から考えると、若者の人材登用は大きな社会テーマとなるでしょう。今後、社会の中心となるであろう「既卒、フリーター、第二新卒」について、採用企業が正しい認識をもち、また対象者である彼らが自らの現状認識を踏まえて活動することが望まれています。本書は基本的に「既卒、フリーター、第二新卒」といった対象者に特化された就活情報となっています。「既卒、フリーター、第二新卒」は「新卒」とは明らかに違った活動が必要です。どう違うのかというと、その回答にはっきりと答えられる本は今までに存在していませんでした。また、採用企業についても、「既卒、フリーター、第二新卒」をどう判断すればいいのか、ということについて、明確な基準や条件というものが、未だ整っていないと考えられます。本書は、採用企業にとっても、「既卒、フリーター、第二新卒」とっても、素晴らしい出会いとなることを願ってやみません。新卒採用の陰に隠れ、ふだんあまり議論されてこなかったこの問題が、『既卒、フリーター、第二新卒の 就活はじめの一歩』によって、多くの方々に注目していただきたいです。