睡眠学会の第一人者が、初めて著す、よく眠れるための必読の書。今までの睡眠法、睡眠本があまり役に立たないのはなぜか、必ず眠れるとっておきの方法をわかりやすくご説明!今までの方法はなぜダメなのか、画期的な必ず眠れる方法をお教えします。そもそも、人はなぜ眠らなければならないのか。そのとき脳では何が起きているのか。眠りにまつわる不思議な生理現象や症例を通して、最新の脳科学の知見から、我々が生きる上で不可欠な“睡眠”の謎を、将来のノーベル賞候補と言われる、睡眠学会の第一人者が解き明かす。<目次>1章 巷には睡眠神話が溢れている神経神話と睡眠神話 その睡眠の話、本当?「睡眠は90分周期」ではないノンレム睡眠とレム睡眠は「深い眠りと浅い眠り」ではない「レム睡眠は体の休息で、ノンレム睡眠は脳の休息」でもない睡眠に「ゴールデンタイム」はない「7時間睡眠が寿命を伸ばす」の真実7時間睡眠最善説が全員に当てはまらない理由睡眠への過大評価がかえって眠りを妨げる2章 人はなぜ眠るのか睡眠ってなに? 寝ないと生きられない進化の過程で睡眠をなくせた動物はいない11日間起きていた人慢性的に睡眠不足が続くと睡眠学習の本当の意味とは?睡眠はなぜ必要なのか3章 睡眠をつくりだす脳、覚醒をつくりだす脳ノンレム睡眠とレム睡眠、脳はまったく違う活動をしている起きる数時間前から起きる準備をはじめている目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるのは?レム睡眠中の脳がおかしな夢を見せている 夢のなかの自分はクリエイティブ?金縛りが起こるのは必然 寝ながら料理? 寝ながら運転?なぜ夜眠くなって、朝起きるのか? 使った部分ほど、深く眠る睡眠中にシナプスの整理をしている? ノンレム睡眠中に脳内洗浄が行われている?睡眠をつくりだすシステムと覚醒をつくりだすシステム覚醒のスイッチをオンに保つ「オレキシン」オレキシンが不足すると? 眠れなくなる時間帯がある興奮、ストレス、空腹があると眠れない4章 より良い睡眠をとるためのTIPSなぜ、不眠が慢性化するのか?1 眠りにこだわりを持たない2 寝室を眠ること以外に使わない3 15 分眠れなかったら居間に戻る4 必要以上に早く寝ようとしない5 適切な時間に眠気が起こるような生活を眠りに効く食べ物はあるのか6 朝、光を浴びて体内時計をリセットする7 昼寝の理想は20分8 睡眠薬は「眠れる」体験を得られたら卒業する9 睡眠の評価は睡眠自体で行ってはいけない10昼間に適度な運動を11自分にとって最適な睡眠時間を知る5章 睡眠薬を飲む前に知ってほしいこと不眠症でも睡眠薬が必要な人は少ないベンゾ系睡眠薬はなぜ不自然なほど眠れるのかベンゾ系睡眠薬を長く使うと“眠れない脳”になるベンゾ系と非ベンゾ系はほぼ同じ 2つの新しい睡眠薬「メラトニン受容体作動薬」「オレキシン受容体拮抗薬」 オレキシンをブロックして自然な睡眠状態をつくるラメルテオンはすぐに効果が切れる?ベンゾ系を長く使っている人へのアドバイス6章 眠りのギモンQ 忙しくて寝る時間が取れないときには?Q ショートスリーパーになれる?Q 徹夜明けはどう過ごすべき?Q シフトワーカーは不眠になりやすい?Q 二度寝は良くない?Q 寝酒で眠れるようになる?Q 手足が冷たくて眠れないときには?Q「ブルーライトが眠りを妨げる」は本当?Q 眠りが浅いから夢を見る?Q そもそも夢とは?