あらすじ日本の世界自然遺産の登録すべてに関わった第一人者が、世界遺産の矛盾をするどく切る!日本における世界自然遺産の過去・現在・未来を問い直す。1993年に日本で最初の世界自然遺産が登録されて25周年。日本の世界自然遺産登録の経緯や登録後の「ブーム」が沈静化して、地域には何が残ったのか? 日本にとって最後の自然遺産となる可能性が高い「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は申請延期となったのはなぜか?「人と自然の相互関係を守る」はずだったユネスコ世界遺産条約。ユネスコがその理念を離れ、「自然遺産」と「文化遺産」の分断が進んだことで招いた弊害とは?