編集と言うと、文章を仕事にしている人たちだけに必要なスキルと思われがちですが企画やマーケティング、広報、町おこし……あらゆるビジネスに役立つ技術なのです。「すごくいい商品なのに伝わらない」「田舎に人が来なくて諦めモード」「イベントやっても盛り上がらない」このような悩みも解決できる「編集力」を身に付けましょう。「編集」とは、理想とする「ビジョン」を、多様な「メディア」を活用して実現させようとするための手段です。メディアと言うと、紙やウェブ、テレビだけと捉えられがちですがモノ・店・街・人(自分自身だって)もメディアなのです。そんなメディアを編集することでマイナスをプラスに変えたり、忘れられていたものを人気商品にしたり、ローカルから全国へ発信できたりします。たとえば、水筒に「マイボトル」というネーミングを付け、新しい価値を付加することによって、全国のOLさんたちが水筒を持ち歩くようになりました。編集という魔法をあらゆるメディアにかけていくと「今」という現状をよい方向に変えられるのです。今、田舎をもっとも沸かす編集者が技術を公開!著者は、雑誌「Re:S」や秋田県のフリーペーパー「のんびり」の編集長であり、水筒やフィルムカメラ、御朱印帳ブームを作った藤本智士氏。本書では、多種多様なメディアを使って、これまで当たり前だったことに新しい価値を付加していくプロセスとコツをすべて公開します。