世界が絶賛するクリエイティブディレクターは、こうやって人びとの心をつかむ──。これからの広告の最大のキーワードのひとつは「体験」。見る人の“行動”をつくれるような「体験」をいかにプロデュースできるか。効かないといわれはじめた広告が「伝わる」ものになれるかどうかは、そこにかかっています。本書では、この「体験」を用いた広告コミュニケーションについて、いま世界的に注目を集めているクリエイティブディレクター伊藤直樹が自身の「やり方」や「考え方」を講義形式で紹介しました。伊藤氏がもっとも得意とし、“オバマキャンペーン”でも話題になったインテグレーテッドキャンペーン設計のポイントや、インタラクティブコミュニケーションの正しい解釈、有効な使い方といったプロフェッショナルならではの考え方や手法はもちろん、・どうすれば「左脳」だけでなく「右脳」でも納得させられるか・「伝わるアイディア」と「伝わらないアイディア」の違い・「はやらせる」ために考えなくてはいけないこと・施策へのアイディアの落とし込み方など、あらゆるビジネスプランニングに通じるノウハウについても、具体的な事例を引きながら、わかりやすく解説。変わらないコミュニケーションの本質を確認しつつも、「いまの世の中」を動かせる「いまならではの伝え方」にせまった、新しい時代のコミュニケーションデザイン論です。