さまざまな働き方から見えてくる、わたしが活躍する場所家賃が高い、物価も高い、空気が悪い……そんな都会で暮らしていると、田舎暮らしが頭によぎります。しかし、すぐに「田舎には就職先がない」と気づき、思いを断ち切ってしまいませんか?しかし、いまの居場所を「ここしかない」と考えることは、ときに人をとても苦しくさせてしまいます。多様な生き方を知る手引きとして、本書を読んでいただきたいです。視界が開けることは間違いありません。本書は23人の移住者たち(Iターン)が働くことについて本音を語ります。登場する移住者たちは、年齢も、移住を決めた理由も土地も、状況もさまざま。お金も組織もバックアップもなく、身ひとつでナリワイ仕事を作った事例を紹介。ただこの本は、移住の成功事例を集めたものではありません。移住者たちの肉声が、あなたの背中を押すかもしれませんし、思いとどまらせるかもしれません。田舎暮らしに興味がある人はもちろん、ない人も、いま一度自分の「働き方」「生きる場所」を見つめ直すきっかけに、と願っております。誰だって、就職・転職サイトでは見つからない働き方ができる、そんな生きるヒントにあふれた1冊です。