眠れなくてつらい、こんなときどうしていますか?近年増加している不眠で悩む方々に、不眠の基礎知識、睡眠薬の知識、また不眠を引き起こす精神疾患、精神安定剤の知識をわかりやすく解説します。最新の睡眠薬療法を正しく知ることで、睡眠薬に対する誤解をなくし、服用できず悩み続けている方の受診への抵抗感を減らします。シリーズ第1巻は、不眠症に関する基礎知識を解説します。▼目次●眠れなくてつらい…そんなときは●診療を受けるときは●不眠・睡眠障害にも種類があります 1) 比較的よくみられる不眠のタイプ ・熟眠感の欠如「眠った気がしない、眠っていないと感じる」 ・入眠困難「寝つきが悪い」 ・中途覚醒「夜中に目が覚める」 ・早朝覚醒「朝早く目が覚める」 2) 特殊なタイプの睡眠障害 ・睡眠時無呼吸「睡眠中に呼吸が止まってしまう」 ・金縛り「目覚めているが、体を動かせない」 ・ナルコレプシー「急に眠気に襲われる、脱力する」 ・特発性過眠症「長く眠気が続く」 ・周期性傾眠傾向「周期的に眠くなる」●原因にもいろいろあります 1) 心理的な原因による不眠 2) 心の病による不眠 3) 身体的な原因による不眠 4) 環境要因による不眠 5) そのほかの原因●ひとが眠るしくみ●レム睡眠とノンレム睡眠●脳波からみた睡眠 1) 脳波とは 2) 脳波と睡眠の関わり●薬に頼らないで不眠を解消するためのヒント 1) 睡眠を促すための生活習慣 ・運動 ・入浴 ・食生活 ・飲酒 2) 睡眠環境の調整 ・寝室 ・寝具、パジャマなど 3) 睡眠に入る段階での心理状態※本著は2011年10月発行の『あなたに合う睡眠薬と精神安定剤』(法研)を分冊、電子書籍化したものです。