仏教の観点から優しく、生きやすい自分を目指すI love 仏教シリーズです。<本文より>仏教では、ものごとに「執着」するのをたいへん嫌います。なぜなら、この世の中に、絶対的なものは存在しないからです。お金、名声、地位、果ては愛まで。すべては一時、力を発揮しますが、必ず終わりが来るのです。憎しみというものもまたしかり。人間、永遠に憎しみ続けられたら、気が狂ってしまいます。憎い人も必ずあなたの前から消え去りますし、あなたの心からも消え去ります。これを仏教では、「無常」と言います。<目次>第1章 なぜ、憎しみは起こるのか 形あるものは必ず崩壊する 憎しみとは、安定した自分を変える「異物」である 事例1 小言上司の部下があなたでなく、松岡修造だったら 事例2 自分勝手な恋人はあなたの心の投影第2章 憎しみから自由になれる3つの処方せん 処方せん1 憎しみを「教材化」する 処方せん2 「ドラマ化」する 処方せん3 「無常化」する第3章 暮らしに活かす憎まない技術<著者>二階堂武尊(にかいどう たける)1964年、筑波大学卒業後、大手出版社数社にて、営業、編集記者を経たのち、30代に入り精神に行き詰まりをきたしてサラリーマン生活を離脱。数年の療養、蟄居生活へ。さまざまな仏典を精読。般若心経と禅、唯識思想で精神的に救われる体験を得る。近著に『29歳からはじめる ロックンロール般若心経』(フォレスト出版)、『ぎゅーたん 「十牛図」で学ぶプチ悟りの旅』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほかがある。ホームページ http://bonno4u.com/Twitter https://twitter.com/bonno2uFacebook https://www.facebook.com/shikisokuzeku