あらすじ秘史シリーズ最終巻! 英雄の一人でありながら、闇に堕ちた魔術師レイストリンの語られざる苦悩と戦い。単行本版『ドラゴンランス』5・6巻の舞台裏と、レイストリンが〈過去と現在の主〉となる経緯を描く。 「〈過去と現在の主〉レイストリン・マジェーレ。われは魔道士なり」 〈暗黒の女王〉に仕え、その降臨をもくろむドラゴン軍による世界制覇が目前に迫った、竜槍戦争後期のクリン。〈鮮血海〉の大渦巻に兄と友らを置き去りにして、ドラゴン・オーブの力で一人だけ脱出したレイストリンは、アスティヌスから〈鍵〉を得て、自分の命をすすりとる、大魔術師フィスタンダンティラスの存在に気づく。シリーズを通して語られずにきた謎――魔術師レイストリンがいかにして強大な力を得て、〈過去と現在の主〉になりえたか――が、今はじめて明かされる! 闇に堕ちて闇にあらがう、レイストリンの魂の物語。