あらすじ同心・井原伊十郎によって岡っ引きにされた「佐平次親分」。実は切れ者の長男・平助、力自慢の次男・次助、色男の三男・佐助の三人兄弟で一人の岡っ引きだった。佐平次の活躍で時刻小僧一味は捕らえられた。頭目の狢の平三郎は市中引き回しの上獄門となったが、一味の生き残りの和五郎が重兵衛とともに、平三郎の敵討ちのために策を練り始めていた――。佐平次に襲いかかる罠、そして「丑の刻参り」の謎とは果たして何なのか? 書き下ろしで贈る、大好評のシリーズ第二弾!