思い出は〈心の資産〉です。存分に活用することをおすすめします
一か所にとどまることのない「移動の人生」を送ってきたという五木寛之さん。今回は、敗戦後の朝鮮半島からの引き揚げをはじめ、海外渡航自由化直後に敢行したシベリア鉄道の旅など、自身の強烈な体験を打ち明けながら、老いの時間を楽しむための「回想法」について語る。よい思い出であれば「あのときは幸せだったな」と郷愁に浸れるし、悪い思い出でも「あのときと比べたらまだましだ」と開き直ることができる。「思い出は、高齢者の特権ともいえる〈心の資産〉です」。90歳の「生き方の先輩」が贈る、人気シリーズ。第4弾!
【内容】
第1章 私の「移動の人生」について
第2章 食べることが、生きることだった
第3章 映画は人生の1ページ
第4章 三つの「想」のすすめ
第5章 思い出を慈しむこと