社会にはびこる病、その原因と処方箋
うまくいかないことがあるたびに「私は悪くない」と主張し、他人や環境のせいにする。
やがて、周囲から白い目で見られるようになり、自分を取り巻く状況が次第に悪化していく……。
このような「自己正当化という病」が蔓延している。
精神科医として長年臨床に携わってきた著者が「自分が悪いとは思わない人」の思考回路と精神構造を分析。
豊富な具体例を紹介しながら、根底に潜む強い自己愛、彼らを生み出してしまった社会的な背景を解剖する。
この「病」の深刻さに読者の方が一刻も早く気づき、わが身を守れるように――。