あらすじ本書は、「木造軸組構法」の家づくりをテーマに、設計・施工にかかわるすべての人が知っておくべき基本事項を抽出して、その構造的な役割を、できる限り数式を用いずイラストを多用して解説したものです。実務においては、さまざまな特殊条件が発生します。マニュアルや法律ですべてを網羅することは、到底できるものではありません。設計の考え方を明確にもち、建築主への説明責任を果たすことが、これからの設計活動に求められる課題です。そのためには設計本来の目的を理解して、見失わないようにすることこそ重要だといえます。 本書がその一助となれば幸いです。 (はじめにより)