八雲くんといっしょに、小説『アリエスの君へ』を書きあげた、一葉。親友になった漱が、イラストをつけてくれて。編集者の八雲くんが、ページを作ってくれて。「これは、みんなで作った作品だ」って、思ったんだ・・・。『アリエス』がのった部誌をもって、文芸部の先輩たちといっしょに参加した「文芸バザー」っていうイベント。そこには「書く」こと「読む」ことが大好きないろんな人たちが集まっていたんだ!手に取ってくれた人から「きみの小説、よかったよ」と言ってもらって。「本って、人に読んでもらってはじめて完成するんだ・・・!」と感じた一葉。これからも書きたい・・・!と強く願っているのに、じつは一葉はあのあと、一行も新作が書けていなくて・・・!?スランプになんて、負けられない。ハッピーエンドは自分の手で。きっと心は届くから。【小学中級から ★★】