大好きな彼と結婚した美緒は、新婚生活に胸を躍らせていた。美緒の大好きな夫――それは大学時代の同級生で勤務先の御曹司である悠斗。「高嶺の花カップル」と呼ばれ、誰もが憧れ羨む人気者の二人は完璧な夫婦に見えたが、美緒は自分ばかりが悠斗を好きすぎると密かな悩みを抱えていた。でも実は美緒が思う以上に悠斗も美緒を溺愛しており、お互いが相手にとっての「最推し」なのだとこれまで知らなかった悠斗の思いに気付く。「ずっと好きだった。俺だけ感じて」……自分の一番好きな人に必要とされ、自分と同じかそれ以上の熱量で愛されていると知った美緒は昂る気持ちが押さえられなくて――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。