あらすじあの本の、あの一杯が、気になってしかたがない!文学のとなりには、いつもお酒がある。『茄子の輝き』のレモンサワー、酔わない山本周五郎、センセイの美しいお酌、太宰治とりんご酒、『しらふで生きる』、武田泰淳が助手席であける缶ビール、内田百間の「お酒運」、名前はまだない「猫」が飲んだビールの味……。ツボな選書で味わうおいしいブックエッセイ!★★★『BOOKSのんべえ』は、おいしいお酒と、ぐっとくる肴、のんべえと、のんべえにひとこと言いたいひとの登場する、小説と随筆を集めた本屋さん。なにかと極端にふれがちなお酒との、「ちょうどよい距離」を探して、今日も店主はページをめくっています。