あらすじもと町同心の優之進と愛妻おはるが営む料理屋「晴や」。職人衆から老舗のご隠居など常連客で連日にぎわい、秋に生まれた愛娘おるみのお食い初めの日も無事に迎えていた。そんな折、店の前で行倒れを助けることに。上州から出てきたばかりだという若者の身の上話を聞いた優之進とおはるは、一肌脱ぐのだが――。江戸の季節の味と市井の人情をあたたかに描く、好評シリーズ第三弾。