あらすじ絹糸が綾なす万華鏡――美しく、いとおしいお針道具 その昔、加賀友禅を仕立てるお針子たちが、大事な布地を傷めないように、絹縫い糸の残りで作ったといわれるゆびぬき。色鮮やかな絹糸が交差して綾なす模様は、糸のかけ方や手法の組み合わせにより、万華鏡をのぞくように限りなく変化していく。今では加賀の地でも失われつつあるその技法を、くまなく紹介した初の単行本。全81作品の作り方・図解を掲載。