これが美濃囲いの本領
本書は、『美濃囲いを極める77の手筋』の続編で、美濃囲いにおける終盤の戦い方を解説した戦術書です。
美濃囲いの玉が王手をされるパターンで章を分け、それぞれの場合での指し方を解説していきます。
速度計算や、美濃囲いの詰む・詰まない形をマスターしましょう。
端、コビン、玉頭、横。あらゆる角度で攻められ、気づいたら崩壊。
「美濃囲いって堅いのか?」「急所しかないのでは?」
そう思ったことも一度や二度ではないはず。
美濃囲いのポテンシャルを最大限に引き出すには、どうすればよいのでしょうか。
『美濃囲いを極める77の手筋』から6年。終盤戦をテーマに、第2弾がかえってきました!
本書では、王手をされるパターンで章を分け、それぞれの場合での指し方を解説していきます。
美濃破りの回避方法、駒の埋め方、玉の逃げ方など、玉周りの攻防を考える問題を用意しました。
詰む形・詰まない形を知って攻めの距離感をつかめたとき、美濃囲いは本領を発揮します。
著者の持てる知識すべてを詰め込んだ1冊。
全振り飛車党へ贈ります。
第1章 横からの攻めの対応
第2章 端攻めの対応
第3章 角のライン攻め・玉頭・△2四桂の対応
第4章 チャレンジ問題
第5章 銀冠
藤倉勇樹(ふじくら・ゆうき)
1979年10月23日生まれ。東京都出身。
1992年、6級で桜井昇九段門。
2002年10月1日、四段。
2012年4月1日、五段。
振り飛車党で、四間飛車を得意とする棋士。
初心者(特に、小中高生)への普及に力を入れており、その指導はアマチュア目線に立っていて丁寧であると評されている。
著書は『振り飛車の核心 さばきの基本手筋』、『1冊でわかる右四間飛車 その狙いと対策』、『美濃囲いを極める77の手筋』(いずれもマイナビ出版)など多数。