逆転負けには理由がある! 悪手センサーを身につけよう
本書は逆転負けを回避することをテーマにした次の一手問題集です。
構成は、悪手のパターンをまとめた講座+問題200問です。
どういう手が手堅く勝ちにつながりやすいか、またはどういう手が危険で逆転されるのかを伝える内容です。
局面や条件によって悪手は変わりますが、どの局面でも共通して「指してはいけない手、指さない方がいい手」は存在します。本書では、そのような悪手の共通点や特徴を説明します。
「局面は優勢、正確に指せば勝てそう!」そんなときに限って間違える。
特に終盤戦では一手の価値が重く、形勢が何度も入れ替わることもあります。
いい手は見えなくても大悪手だけは指したくない、そう思ったことはないでしょうか。
本書は、逆転負けを回避することをテーマにした次の一手問題集です。
問題は全て三択形式で、図の局面は作戦勝ち~勝勢です。
しかし、そのうち2つは悪手。ドボンを回避してください。
また、有利を拡大して手堅く勝ちにつなげる指し方と、形勢を損ねる危険な手を解説します。
局面や条件によって評価は変わりますが、多くの局面で共通して「指してはいけない手や指さない方がいい手」は存在します。
本書を読んで、悪手を感知するセンサーを身につけましょう。
第1章 中盤戦
1 矢倉編
2 角換わり編
3 横歩取り編
4 相掛かり・力戦編
5 振り飛車編
まとめ
第2章 終盤戦
1 矢倉編
2 角換わり編
3 横歩取り編
4 相掛かり・力戦編
5 振り飛車編
まとめ
小林裕士(こばやし・ひろし)
1976年9月29日生まれ。京都府出身。
1990年、6級で奨励会入会。田中魁秀九段門下。
1997年4月1日、四段。
2011年10月12日、七段。
順位戦はC級2組。竜王戦は3組。
早見え、早指しの居飛車党。
切れ味のある終盤力で、素早く相手玉を寄せる技術が持ち味。
著書に『角換わりの新常識▲4八金・2九飛型徹底ガイド』などがある。