「俺と式神レースで勝負しろ!」
灯里は退学がかかった適性試験に合格し、穏やかな学園生活が送れると思った矢先――ライバル登場!?
そして、体育祭の準備のさなか学園に不穏な影が忍び寄る……陰陽師を育成する学校を舞台にした学園ファンタジー第2弾!
素質がないはずなのに陰陽師を育成する学校に入学することになった灯里。
最強の陰陽師である雪影の特訓のおかげで無事に退学がかかった適性試験に合格する。
季節は秋に移り変わり、学校は体育祭の話題でもちきりだった。
体育祭の花形競技の『式神レース』に出場することを決めた灯里は、競技の練習中に奇妙な視線を感じるように……。
待望の学園ファンタジー第二弾!
序章 適性試験後の学園
第一章 式神と気配
第二章 上級生との出会い
第三章 接触
第四章 木の一門
第五章 寮別対抗体育祭
終章 陰陽師の因縁
◆著者
三萩せんや(みはぎ・せんや)
1985年宮城県生まれ、東京農業大学卒業。大学図書館司書をしながら執筆活動を行い、2014年「神さまのいる書店 まほろばの夏」で第二回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。
著書は『後宮妖幻想奇譚 鳳凰の巫女は時を舞う』(双葉社)、『リモート授業になったらクラス1の美少女と同居することになった』(SBクリエイティブ)、『食いしんぼう魔女の優しい時間』(光文社)など多数。
◆イラスト
京一