Blenderでメカを作る!
人気3Dソフト・BlenderでメカCGを作る!
本書でテーマとして取り上げるのは、玩具発祥の有名キャラクター。
頭部、首、胴体、尻尾といった各部位のモデリングからマテリアル、UV展開、アーマチュアの作成、アニメーションの作成まで、流れに沿って解説。
Blenderで、その迫力あるキャラクターの雄姿を作りあげていく楽しさを、ぜひ味わってください。
練習用のモデル素材は、本書サポートサイトから入手可能です。
●Contents
Chapter1 Blenderの基本情報と、基本的なモデリング
Chapter2 頭部のモデリング
Chapter3 首のモデリング
Chapter4 胴体のモデリング
Chapter5 尻尾のモデリング
Chapter6 腕のモデリング
Chapter7 脚のモデリング
Chapter8 武器のモデリング
Chapter9 マテリアル、UV展開
Chapter10 アーマチュアの作成
Chapter11 アニメーションの設定
Chapter12 レンダリングの設定
●構成
Chapter1ではBlenderの基本情報を解説し、基本的なモデリングをしながら画面構成や操作方法をおさえます。
Chapter2~8ではメカを頭や腕などのパーツに分けてモデリングしていきます。最初にコレクションの作成と下絵の追加。頭部をモデリングしながらモディファイアー機能を学び、胴体のモデリングでサブディビジョンサーフェスなどの機能を。尻尾のモデリングでリンク複製の機能、腕のモデリングでベベルやサブディビジョンサーフェスを使ったエッジの処理、脚のモデリングでLoopToolsの使い方などを学びます。
Chapter9でマテリアルの設定とUV展開を行い、モデルに質感をつけます。
Chapter10でモデルを動かすための骨組み(アーマチュア)を作成。
Chapter11でAnimationワークスペースの使い方を学習。アンカーや装甲が展開して、口から砲身が伸びてくるアニメーションを作っていきます。
Chapter12でレンダリングを学びます。Blenderに標準搭載されているレンダラー、EeveeとCyclesについて解説。
●著者の言葉
Blenderは多くのユーザーがチュートリアルを出してくださっていますが、キャラクターや簡単な小物のチュートリアルは多く出ているのに、ロボットのチュートリアルが少ないのです。その時に感じた「ロボットやメカをモデリングしながらBlenderを学習できるチュートリアルがあればいいのに」という想いを形にしたのが本書になります。
メカモデルのため、多くのパーツで構成されています。それらのパーツを順番にモデリングしていき、その後ポーズを付けられるようにアーマチュアという骨組みも作っていきます。最後は作った3DCGモデルから画像や動画を書き出します。
作業量はかなり多いですが、その分Blenderの作業に慣れる練習になります。また時間をかけた分、最終的に完成した3DCGモデルや画像を見た時に大きな感動を味わえるはずです。
本書がBlenderでロボットやメカの3DCGモデルを作りたいと思っている人達の助けになれば幸いです。
Chapter1 Blenderの基本情報と、基本的なモデリング
Chapter2 頭部のモデリング
Chapter3 首のモデリング
Chapter4 胴体のモデリング
Chapter5 尻尾のモデリング
Chapter6 腕のモデリング
Chapter7 脚のモデリング
Chapter8 武器のモデリング
Chapter9 マテリアル、UV展開
Chapter10 アーマチュアの作成
Chapter11 アニメーションの設定
Chapter12 レンダリングの設定
chappy9 (チャッピーナイン)
3DCGデザイナー。
東京理科大学大学院 機械工学専攻 修了後、機械メーカーにて機械部品の開発を行う傍ら、プライベートでBlenderを勉強して3DCG制作にのめり込み、30歳で機械業界からCG業界へ転職。
普段はTwitterで主に趣味で作ったメカモデルを発信している。