宗教学の権威が読み解いた日本の神話
日本の神話は、古事記や日本書紀などにまとめられ、受け継がれてきました。
神話は歴史につながっており、国の成り立ち、あり方について、さまざまなことを示唆しています。
私たちが、日本という国について考えようとする際には、神話について正しい認識を持っている必要があります。
古事記と日本書紀とは、いったいどういうものなのか。両者に違いはあるのか。
神話に歴史は反映されているのか。神々と天皇とはどう関係するのか。
この本では、そうした点を、宗教学の権威、島田裕巳先生に分かりやすく解説していきます。
1953年東京生まれ。作家・宗教学者、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師。1976年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1984年同博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、現職。著書に『ほんとうの親鸞』『「日本人の神」入門』(以上、講談社現代新書)、『創価学会』『世界の宗教がざっくりわかる』(以上、新潮新書)、『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『葬式は、要らない』 (以上、幻冬舎新書)、『0葬』(集英社)、『教養として学んでおきたい仏教』『教養として学んでおきたい神社』(以上、マイナビ新書)などがある。