誰が言ったか「四十にして惑わず」、
大いに悩める会社員たちの人生賛歌
四十歳で課長に昇進した阿南智弘は、着任早々に前代未聞のトラブルを抱える。
阿南の同期で三年前から課長を務める石渡泰之は、無能な上司に怒りが収まらない。
中途入社組で阿南と同い年、新任課長の和田果穂には、誰にも言えない秘密があった。
同期では唯一総務畑に進み、社長秘書となった吉本検司は、近頃なぜか社長から冷遇される。
平松透は、創業社長の息子であることを一切笠に着ず頑張るものの、失敗続きで……。
同じ節目を迎えた仲間と悩み、ぶつかりながら、阿南たちは奮闘する。