循環器は、血液やリンパ液などの体液を体内で輸送して循環させる働きを行う器官の総称で、血管やリンパ菅、心臓などがこれに含まれます。動脈硬化や狭心症、心筋梗塞、不整脈など、深刻な病気も多く、心疾患だけでも170万人以上はいると言われています。
また、循環器系の患者は合併症を引き起こしやすいことから国も重要疾患と位置付けており、関わっている医療関係者が多いのも大きな特徴の一つです。
本書では、循環器のしくみをはじめとした関連疾患のメカニズム、また体や運動に与える影響などについて、「運動・からだ図解」シリーズの特徴であるオールカラーの精密なイラストと1テーマを1見開きで解説する誰でもすぐ理解できるわかりやすい構成となっています。
すぐに活用できる医療関係者向けの入門書として、また学生が基礎を学ぶための教科書として、さらに一般の方が知識として身につけることができる解説書として使っていただくことができます。
◯目次
第1章 心臓しくみと働き
第2章 血管と循環
第3章 循環器のおもな症状
第4章 循環器のフィジカルアセスメント
第5章 循環器のおもな検査
第6章 循環器のおもな検査
第7章 おもな血管疾患