相振り飛車は怖くない
相振り飛車のセオリーは「自玉から遠い筋に飛車を振ること」と学んだ方は多いのではないでしょうか。
セオリー通りに考えると、美濃囲いや金無双・矢倉囲いがよく指される相振り飛車において、中飛車は最も不利な戦型ということになります。
実際、先手番で千日手にせざるを得ない変化があったり、飛車を他の筋へ振り直さなければいけなかったりと、中飛車の苦労は多くありました。
しかし、著者の竹内雄悟五段は「戦い方が多様化した現代では中飛車にするメリットも多く発見された」と述べています。
本書では、中飛車の天敵と言える三間飛車との戦いをテーマに、中飛車の新しい指し方を解説しています。
(目次)
序 章 相振り飛車と中飛車左穴熊の急所
第1章 相振り飛車編
第1節 相美濃囲い
第2節 美濃囲い 対 穴熊
第3節 角道不突中飛車
第2章 中飛車左穴熊編
第1節 基本図までの話
第2節 対穴熊
第3節 対美濃囲い
第3章 実戦譜
中飛車左穴熊 対 美濃囲い