「いきなり突拍子もない所にツケられて困った」という経験はありませんか?
特にうわ手に自信満々に打たれたら恐怖ですよね。
これは「ツケ」という手の性質を理解することで解決です。
用語を正しく理解していると、相手の作戦がわかり、その正しい対処法を考えることができるようになるのです。
というわけで問題です。
Q1、ツケはどういう場面で使われるでしょうか?
Q2、ツケた後はどういう進行になるでしょうか?
解答
A1
相手の勢力圏でのサバキや目一杯頑張りたい時など、苦しい状況を打開したい時によく使われる。
ツケた相手の石を強くするという性質があるので、互角・有利な状況ではあまり使われない。
A2
「ツケ」は相手に喧嘩を売る手なので、接近戦が起こりやすい。
ツケに対して手を抜くと大きな損をしてしまう。
つまり、「いきなりツケてきた」という状況は、「サバキにきた」「戦いを起こしにきた」
と理解ができるようになります。相手の作戦を瞬時に理解し、打つ手を決められるようになります。
もちろん具体的な方法は別途学ぶ必要がありますが、囲碁の根幹となる考え方は全て用語をし覚える
ことで身につけられるのです。
本書は「手筋」「石の形」「棋理」など重要な用語を意味から用途まで丁寧に解説しています。
上記のように、実戦に役立つのはもちろん、指導碁や棋書で勉強する際の正しい理解ができるようになり、
囲碁の学習効率を高めることにもつながります。
「指導碁の検討の際に、用語を間違って使っていらっしゃる方が、かなりの頻度で見受けられます。
それも級位者の方だけではなく、有段者の方にも当てはまります」(まえ