人気の図解シリーズ第五弾! 今回のテーマは「古碁から基本を学ぶ」です。
「江戸時代の碁」と聞くと、「古い」「自分には関係ない」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、著者の田尻五段はこう断言します。
「基本的な筋や形、石の流れを学ぶには古碁が最適です。上達のための教科書として、ぜひみなさまにご活用いただきたい」(まえがきより)
現代碁は複雑な進行を辿ることが多く、内容的には非常に難解です。
レベルが上がるにつれて、現代碁での研究も重要になりますが、基本を学ぶには古碁がおすすめです。
本書は、問題形式で手順を進め、序盤と中盤の考え方や方針を解説していきます。
解説図は全て図解を取り入れておりわかりやすいものになっています。
それぞれの局の終わりには「並べてみよう」と題して、50~70手くらいの棋譜を載せています。
解説を振り返りながら並べれば、確かな実力が身につきます。
巻末には総譜も掲載しているので、棋譜並べに慣れてきた方は是非こちらで全手順を並べてみてください。
碁の基本を学びたい方はには、大満足の一冊となっています。