これまで振り飛車の囲いといえば美濃囲いか穴熊。この2つしかありませんでした。
しかし、令和の時代になって新たな振り飛車の囲いが生まれました。それが「ミレニアム囲い」です。ミレニアムは元々居飛車の囲い。振り飛車の角筋を避けつつ、堅く囲えるのが魅力でした。そのミレニアム囲いを振り飛車に応用したのが本書で紹介する「振り飛車ミレニアム戦法」です。
居飛車の囲いという固定観念を振り払って、振り飛車で使ってみると、これが驚くほどいい戦法だったのです。
穴熊並みの堅さと遠さを実現しつつ、展開によっては銀冠のような玉頭攻めをすることも可能です。
まさに変幻自在。居飛車の指し方に応じて守備的にも攻撃的にもなり得るこの囲いは居飛車にとって脅威となります。無策で対応しようものならあっという間に作戦負けになってしまうのです。
本書では居飛車の様々な形(左美濃、天守閣美濃、居飛車穴熊、相ミレニアム)に対する指し方を解説しています。これを読めばあなたも「振りミレ」マスター。
ぜひこの新戦法をマスターして居飛車党をキリキリ舞いさせてください。