矢倉囲い、美濃囲い、穴熊囲い。現代将棋を代表するこれらの囲いに共通する弱点が一つあります。
それが端です。
将棋では玉を端の方に囲うのが普通ですが、まさにその端から攻撃を仕掛けることによって玉の周りの金銀の働きを無効化する力が端攻めにはあります。
本書では端攻めを成功させる上での数々の手筋を北島忠雄七段が解説しています。
端はある程度形が決まっているため、攻撃の仕方もいくつかのパターンしかありません。つまり、手筋を覚えておくことが局面を有利に進めるための重要なファクターとなるのです。
局面で不利になってしまったとしても端攻めだけで逆転勝ちできることはよくあります。
逆に、端攻めの手筋を知ることは端の受け方を知ることになりますから、端攻めによる逆転負けをなくすことにも本書は大いに役立つでしょう。
天下の分け目は端にあり!!
本書で端攻めの極意を身につけてください。